北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

4月15日から金沢駅がICOCA, Suicaなどに対応:クイックチャージは可,オートチャージは不可

自動改札が新幹線だけだった金沢駅ですが,2017年4月1日に,在来線も自動改札になりました。続いて4月15日に,ICOCAの発売と,Suicaも含めて券売機などでのチャージが可能になっています。その後の状態を追記しています。

エリアは大聖寺ー金沢ー高岡―富山ー越中宮崎と高岡ー新高岡です。この区間外(関西のICOCAエリアやSuicaエリアなど)からの通し乗車はできません。

関西のJR駅と同様の設備に

金沢駅はJR西日本で,(新幹線乗り換え改札の例外を除いて)関西のJR駅と同じ設備になりました。現金でのチャージと利用なら,ICOCAやSuicaなどは,まったく同じ扱いです

ただし,ポイントの貯まるクレジットカードなどからのチャージでは,エリアで差があります。よく使われるカードとの対応関係は,表の通り。

ICOCAやSuicaなど交通系ICカードのチャージとポイントの対応
  金沢・関西など
ICOCAエリアでの
クイックチャージ
首都圏など
Suica,PASMO
エリアでの
オートチャージ
チャージ時の
ポイント
自社エリア
乗車時の
ポイント
ICOCA × × × ×
SMART ICOCA
+任意のクレカ
× カードによる
(年会費不要のもので~1.25%,
必要のもので~1.5%*1
×
SMART ICOCA
+J-WESTカード
× 0.5% 0.5%
Suica × × × ×
Suica
+ビューカード
× 1.5% ×
モバイルSuica 端末操作で
チャージ可
ビューカード
が必要
ビューカード: 1.5%
ほかはカードによる
×
Suicaアプリ
+Apple Pay
PASMO × 会社とカードの組合わせによる
チャージ0.5%,自社乗車0.5%が標準的
PiTaPa 金沢ではJRバスと
まちバスで可能*2
×
ICaアイカ(北陸鉄道) 交通系ICカードの全国相互利用に未対応

SMART ICOCAならクレジットカードからのチャージ可能

好きなクレジットカードを登録できるSMART ICOCAなら,現金不要でクレカからのチャージ(クイックチャージ)が可能。それは,新しい券売機とチャージ機でできます。さらに,JR西日本のクレカ・J-WESTカードをつくった場合は,チャージ時のポイント(0.5%)とは別に,ICOCAエリアの自動改札による列車利用でもポイント(0.5%)が付きます。そのポイントからもチャージできます。これは大手私鉄でも標準的な還元率です。

Suica,PASMOなどのオートチャージは不可

このクイックチャージはSMART ICOCA独自の機能で,SuicaやPASMOなどでは,現金チャージのみ。また,ICOCAエリア全般に,自動改札機でのオートチャージができません。もともと,SuicaやPASMOにオートチャージができるのは,Suica,PASMOエリアだけです。大阪駅でも名古屋駅でも,Suica,PASMOのオートチャージはできません。

券売機

金沢駅の福井方向(JR)と富山方向(IRいしかわ鉄道)の券売機です。

金沢駅在来線の券売機(新幹線と在来線の間のもの全台がICOCA,Suicaなどチャージ可)

ICOCA導入後に券売機と運賃表が更新されています。すでに,SMART ICOCA対応の券売機が稼働中。

金沢駅の在来線の自動券売機は,在来線改札の左側(新幹線改札と在来線改札の間)と右側(在来線改札の金沢港口より)に2箇所あります。どちらもJR2台,IR2台です。JRのピンク色のものは,すべてICOCA購入とチャージ対応。IRのものは,新幹線改札と在来線改札の間のもの2台だけチャージ対応です。

写真の券売機では,SMART ICOCAなら,クイックチャージとポイントチャージができるのがわかります。

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券売機の対応区間とICOCAなどで乗れるエリアは,路線図の色枠で描かれています。IRの券売機ではIRを含まない区間は買えませんが,逆は買えます。

ICOCAはJR西日本で共通の図柄のものに加え,IR発行の別デザインのものが作られています*3。IRのものだけ,金沢と津幡の観光施設で割引特典(期限付き)があります。このIRデザインのICOCAの購入は,窓口のみの対応です。

なお,自分のクレジットカードでチャージできるSMART ICOCAの発売は,ネットか郵送の申込みが基本で,窓口での購入は通常は大阪駅だけです。

在来線改札出口

在来線からの出口改札は,この方向だけ。改札を出て右が兼六園口,左が金沢港口です。

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柱の脇に,ICOCA,Suicaなどに対応したのりこし精算機が設置されました。磁気券の精算のほか,Suica,ICOCAなどで残額が足らない場合などに,ここでチャージができます。これが稼働後の精算機で,チャージするときの写真。

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写真のように,この券売機でも,SMART ICOCAなら,現金不要のクイックチャージと,J-WESTカードのポイントチャージができます。

一方で,自動改札には,Suica,PASMOなどのオートチャージ機能はありません。

新幹線乗り換え改札に金沢駅だけの例外が

中2階部分で,在来線から新幹線に乗り換える改札です。新幹線開業時から,この自動改札機は,在来線と新幹線部分の乗車券・特急券をすべて投入して通れる仕様。その機能は,他の新幹線と同じでした。

しかし,在来線部分がICOCAエリアになった後も,この新幹線乗り換え自動改札機は,そのICOCAやSuicaなどを精算する対応ができないままです。

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そこでなんと,在来線→新幹線と進む自動改札の手前に,在来線部分を乗車してきたICカードのタッチで出場処理ができる,簡易型の自動改札機が置かれました。珍しい,二段構えの改札機です。

在来線をICOCAで乗ったら,手前の簡易改札機のタッチが必要

新幹線乗り換えの自動改札で,在来線部分のICカードの処理ができない仕様は,金沢駅独特で,長い注意書きが。

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これは,東海道・山陽新幹線や東北・上越新幹線の首都圏・仙台・新潟の各駅ではなかった事態。それで,乗り換え改札のICカードをタッチする部分には,このエリアに限っては,モバイルSuica特急券専用であることが明記されました。

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北陸新幹線の自動改札は,東北・上越新幹線と共通のモバイルSuica特急券に対応できる,JR東日本主導のシステムで動いています。そこに,JR西日本のICOCAエリアの運賃計算機能を載せられていないのが現状。

しかし,今後の京都・松井山手・新大阪延伸時には,関西の在来線と乗り継ぐ客や通勤利用が大幅に増えます。とくに,将来の京都や新大阪で,こんな二段構えの改札機が通用するはずもなく,それまでには両システムに対応する改修が必至でしょう。

JR西日本の公式サイトには金沢駅だけ別の注記

ICOCAの説明のページには,金沢駅の乗り換え改札だけ別の注意が追加されました。

新幹線・私鉄の乗換改札口での使い方|ICOCA:JR西日本

ところが,JR東日本のサイトの北陸新幹線の記述では,その注意がありません。

新幹線乗換改札機の通り方|Suica:JR東日本

JR東日本の自社線内では正しい記述なのですが,北陸新幹線全線がそうと誤解されると,まずい感じです。北陸新幹線で首都圏から金沢へ着く客の多くは,どこまでがJR東日本か気にしていませんので。

新幹線→在来線は新幹線のきっぷだけで通れてしまう

ところで,この改札機を逆方向に進む場合,注意書きのように,金沢駅までの北陸新幹線の乗車券・特急券だけで通れてしまいます。すると,この先ICOCAエリアをカードで乗車するにはどうしたらいいのか。在来線側には,出場処理の簡易型自動改札機だけで,入場処理できるものがありません*4

注意書きの答は,着駅の精算機などで,金沢駅までの乗車券を入れて精算してくれ,とのことでした。とはいえ,着駅の精算機や窓口は,列ができているかもしれません。乗り換えに余裕があるなら,金沢駅の新幹線出口改札を一旦出て,在来線の改札をICOCAやSuicaなどで入り直すのが無難でしょう。

乗り換え改札の窓口と券売機は最小限で混雑に注意

乗り換え改札の在来線側には,みどりの窓口と指定席券売機(みどりの券売機)があります。それらがない小さな駅からの乗客など,新幹線のきっぷが手元にない人のためです。下はGoogleインドアビューで,ICOCA対応の各種工事前の撮影です。

みどりの窓口のない駅から,券売機で買える乗車券でここまで乗ってきて,この先はクレジットカードで乗り越しをしたい,といった場合にも役立ちます。

ただし,指定席券売機1台,窓口1つだけで,列ができると購入まで長い時間がかかります。大型連休や大きなイベント時は,事前の購入・発券が無難。また,モバイルSuica(iPhoneではSuicaアプリ)なら,端末操作だけで新幹線の特急券の購入・受取りとチャージができるので,混雑時には役立ちます。

金沢百番街あんとへの改札口

金沢百番街のうち,おみやげ物や飲食店が揃うあんとへ直接入れる改札口です。(新幹線側にはなく)在来線中2階部分だけですが,新幹線からは,在来線への乗換改札を通るとここに来られます。東京などから金沢駅までの乗車券と特急券でも,大丈夫です。帰りも,ここから在来線に入って,新幹線乗換改札を通って新幹線に乗れます。

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ここにも,写真左側の機械のように,ICカードのタッチ専用の簡易型自動改札機が設置されました。右側は,出口改札と同様の精算機で,磁気券での乗り越しや,カードの残額が不足する場合のチャージにも対応します。SMART ICOCAのみ,クイックチャージとポイントチャージができます。

一方,紙のきっぷは,以前からの有人改札のまま。この写真左手のあんと側の窓口で扱います。この配置では,ICOCAやSuica利用者と磁気券利用者が交錯しそうで,人の流れが気になります。

改札外側には,乗車券と自由席特急券だけを扱う券売機1台だけで,自動改札化前と同じ規模です。現在は金沢までの北陸新幹線は,2022年度中に,福井方面敦賀まで延伸の予定。JR西日本の方針では,大阪・京都・名古屋からの在来線特急は敦賀止まりとなり,金沢までは来ないため,これから在来線側の設備の拡張は抑えたいところでしょう。

おみやげとレストランエリアへの最短経路

この小さな改札口の先,エスカレーターを降りたところは,おみやげ物のエリアで,和菓子と加賀棒茶,工芸品あたり。さらに直進で,和食,鮨,おでん,居酒屋なども通し営業しているレストランエリア。駅ナカでの食事なら,最短経路はこの改札口です。

駅南側の施設・ホテルへの抜け道にも

以上のほか,左手すぐに銀行のATMコーナー(地銀とJAなど),その先は,ANAクラウンプラザホテル金沢,県立音楽堂へ近い出口。左奥には郵便局とゆうちょのATM,その先は,レンタサイクルまちのり,そしてルートイン金沢駅前東横イン金沢駅東口に近い,もっとも南側の出口に続きます。

SuicaとICOCAの差は

金沢駅がJR西日本のクイックチャージ対応になることで,ICカードの利用環境も変わります。この際,カードの見直しや,使わないものの払戻しが考えられます。利用者の多いSuicaとICOCAで差がつくのは,チャージの利便性とポイント還元率です。

利便性:一番使うエリアで現金不要のチャージができるか

利便性なら,よく使う駅で,現金のいらないクイックチャージかオートチャージできることが重要。ICOCAエリアとSuica,PASMOエリアで乗る回数を比べ,多い方をもつのが便利です。それで,ポイントの付かない現金チャージも減らせます。

ただし,モバイルSuicaなら,どこでもチャージできるので無問題。もし手元にPCなどとICカードリーダー(パソリなど)があれば,カードタイプのSuicaでも,Suicaインターネットサービスで,ビューカードなどからのチャージができます。

ポイント還元:ビューカードの年会費無料タイプが高率

チャージ時のポイント還元では,Suicaにビューカードからの1.5%が高率。JR東日本の完全子会社である強みです。そのかわり,Suicaには乗車時のポイントがありません。ビューカードには,ビックカメラSuicaカードなど,前年の利用で年会費無料となるものがあって,それが還元率として最高になります。

ビューカードからSuicaチャージでの隠れたメリットは,1回10000円以上チャージした場合,ネットで金利ゼロでのボーナス一括払いに変更できること。たとえば,12月にSuicaチャージした分の支払いは,そのままでは2月4日となるはずが,金利ゼロで8月4日に伸ばせます*5

ポイント還元:SMART ICOCAには高還元率のクレカを

対するICOCAでは,SMART ICOCAにチャージするクレジットカードを自由に選べるのが特長。高還元率の例として,年会費無料のものではREXカードLiteの1.25%,リクルートカードの1.2%などが知られています。年会費が必要なものでは,REXカードの1.5%などが最高率。それらポイントはクレカ側につくもので,乗車ポイントはありません。

年会費無料のカードで比べると,Suicaとビューカードの組合せに対して,SMART ICOCAでは0.25%ポイント低い還元率が最高ですが,ポイントの付かない現金チャージがあると,容易に逆転します。そのため,よく使う駅でオートチャージかクイックチャージできる方を選ぶのが,結局得でしょう。もちろん,どこでもチャージできるモバイルSuicaなら無問題です。

J-WESTカードはチャージの還元率よりも他にメリットが

JR西日本が,各クレカ会社と提携して発行するクレジットカードが,J-WESTカードです。チャージ時0.5%ポイントは標準的なカードと同じですが,自動改札で乗車すれば,乗車ポイント0.5%が付いて,合わせると1%還元。これは,PASMOやPiTaPaの多くの私鉄提携カードと同じ水準です。カード子会社をもたず,他のクレジットカード会社と提携して発行する鉄道会社での標準です。

なお,SMART ICOCAの発行は1人1枚で,クイックチャージに関して,自分のクレジットカードとJ-WESTカードの選択ができないのが注意点です。後述のように,会員専用の割引きっぷのためにJ-WESTカードを作ると,他に用意した高還元率のクレカからのチャージができなくなります。しかし,会員限定のきっぷの割引率は10%以上と高く,新幹線や在来線特急でそれを買う機会があれば,回収できる差です。

金沢での大手私鉄系カード事情

カード選びに関連して,大手私鉄系のカードの金沢での注意点を。

  • 関西私鉄系のPiTaPaは,金沢のJRバスとまちバスがポストペイ方式で利用でき,事前の設定によりオートチャージができます。両バスは,Suica,ICOCAなども使えますが,北陸鉄道のICaは使えません。
  • 近鉄のKIPSカードでは,貯めたポイントで発券したKIPSクーポンが,石川近鉄タクシーで使えます。ただし,PiTaPaなどICカードの利用やポイント加算はできません。ポイント加算と利用ができた金沢都ホテルは,2017年3月末で閉館し,再開発待ちです。
  • 東急カードでは,スターバックスを含む香林坊東急スクエアの店舗と金沢東急ホテルの宿泊・飲食で,TOKYU POINTが貯まり,使えます(一部のカード不可の店舗を除く)。PASMOも発行できますが,金沢でクレカからチャージできるところはありません。
  • 名鉄系のmanacaは,Suicaなどと同様にタクシーの石川交通の金沢エリアで使え,μstarポイントが貯まります*6。名鉄の子会社のデパート・めいてつエムザでは,Suicaなどと同様にmanacaが使え,μstarポイントが貯まります。しかし,名鉄百貨店のような割引サービスはありません*7。manacaにクレカからチャージできるところは,ありません。

Suica,PASMOなどでオートチャージ不可で…

導入後にいろいろありそうなのが,オートチャージ不可の問題。首都圏では券売機がいつも混雑しているため,Suica,PASMO利用者にオートチャージの設定が普及しています。しかし,それが機能するのは,SuicaとPASMOエリアだけ。他地域の私鉄と対応クレカでのオートチャージ機能も,自社エリア外では原則だめです。

金沢駅までの乗車券で周辺へ乗り換えのためタッチすると

ところで,北陸新幹線でも,乗車券と特急券が一体の割引きっぷ(えきねっとトクだ値など)があります。この利用では,乗車券は金沢駅までで使い終わるため,この先加賀温泉駅などに進むとき,在来線改札でSuicaやPASMOをタッチする方も多くなるでしょう*8。そのとき,残高が少ないSuicaやPASMOでもチャージされません。

残額が初乗り運賃以下でも入場可で,下車駅の改札で気付く

さらに,ICOCAエリアでは,Suica・PASMOエリアなどと違って,残高が初乗り運賃未満でも入場できる仕様。そこで,いつものようにオートチャージされなくても乗れてしまいます。入場時の改札機の残額表示を気にしなければ,降りるときに残高不足に気付いて,?となることがありそうです。

金沢駅の乗降客は,地元以外ではすでに関西<関東となっています。ICOCAエリアの改札では,Suica,PASMO利用者の割合が,富山駅と並んでもっとも多い駅となる予感。オートチャージされないことが,うまく理解されるか気になります。

モバイルSuicaには,どこでもチャージできる優位性

なお,新幹線駅間の乗車券と一体のモバイルSuica特急券で,在来線に乗り継ぐ場合も,同じことが起きます。こちらはスマホだけで,首都圏の駅入場→東京駅などの乗換改札を通過→金沢駅下車で,再び乗車→加賀温泉駅など下車までOK*9。なお,金沢駅の乗換改札を通ってそのまま在来線に行くと,前述の金沢駅特別の仕様で,在来線の入場処理ができず,着駅で面倒です。金沢駅の改札ではオートチャージされませんが,モバイルSuicaなら,スマホの操作だけでどこでもチャージできるため,残高不足に気付いたその場で対応できます。

七尾線・和倉温泉方面へは使えません

観光客も多い金沢から七尾線・和倉温泉方面ですが,4月15日以降もSuica,ICOCAなどが使えません*10。金沢駅などの改札をSuicaなどで入場して和倉温泉駅に着くと,そこにはSuica対応の改札機がなく,精算や出場処理ができません。その場合,Suicaの残高とは別に支払いが必要です。

上の例のように,新幹線の乗り換え改札も,モバイルSuica特急券なら,そのタッチだけで通過できるので,七尾線の列車に乗れてしまいます。特急の場合は車内改札,普通列車の場合は目的の駅に着いてから,気付く場合も多そうです。

J-WESTカードの特長は当日購入や変更できる割引きっぷに

ポイント還元率ではビューカードに及ばないJ-WESTカードですが,より大きなメリットは,北陸新幹線などの会員限定の割引きっぷ。席ごとにモバイルSuicaが必要なものを除けば,前日までの購入ではe早特1,当日の購入や変更ができるものではeきっぷが最安です。その比較は過去記事に。

東京↔軽井沢・長野といったJR西日本に関係ない区間でも,当日購入できるきっぷでは,(モバイルSuica特急券を除くと)J-WESTカード会員専用のeきっぷが最安値です。また,eきっぷは,えきねっとトクだ値だと設定のない,かがやき・はくたかにも乗れます。北陸新幹線がJR東日本・西日本の2社運行であることによる裏技です。詳しくは,別記事に。

そうした割引きっぷの決済で貯まっていくJ-WESTポイントも,関西への所用でチャージしていたものですが,これからは金沢駅でチャージできます。北陸でクイックチャージができると,チャージの還元率では有利なビューカードとSuicaよりも,割引きっぷの点でJ-WESTカードを選ぶ人も多そうです。

不要のSuicaなどは使い切って払戻すと500円戻る

なお,利用環境の変化などで,不要になったSuicaやICOCAは,払戻しができます。そこで,「どうせ手数料が…」とか「残高ゼロだから」と,死蔵されている話をよく聞きます。

しかし,残高ゼロまで使い切って払戻せば,デポジットの500円が全額戻ってきます。払いもどし手数料220円は,残高を上限として差し引かれ,デポジットは残高とは別,というルールだからです。

JR東日本のサイトにも,残高0円のSuicaを払いもどすと,デポジット500円が戻ってくることが説明されています。JR西日本のサイトでも,ICOCAなら同様の説明。SMART ICOCAでも戻る額は同じですが,駅では取り扱えず,別に手続きが必要。PASMOは,さらに有利な払戻し手数料なしで,いくらの残高でも,デポジット500円を加えた全額が戻ります

ただし,記名式のもの(定期券が載っていたものやクレジットカードと紐付けされたものなど)の払戻しでは,運転免許証などの身分証明書が必要。また,現在有効な定期券が載っている状態では,定期券部分に別の払戻し手数料が必要です。

*1:高還元率のものとして,年会費不要のもので,REXカードLiteが1.25%,リクルートカードが1.2%ポイントの付与。年会費が必要なものでは,REXカードの1.5%などです。

*2:JRバスとそれが運行受託するまちバスは,PiTaPa事業者で,PiTaPaに限って,ポストペイ方式で乗車できます。PiTaPa側の事前の設定により,乗車時にオートチャージされます。

*3:JRとIRのICOCAの違いは,デザインのほかは払戻し箇所などわずかなもの。転居を考えないなら,よく使う駅で買える方で構いません。また,SMART ICOCAのクイックチャージは,先行するあいの風とやま鉄道の機器でできているように,IRの機器でも支障がありません。

*4:ここに入場処理できる簡易型自動改札機も置いてしまうと,新幹線からの乗り換えでないのにタッチする不正乗車ができるので,置けないところです。改札内に,その駅から乗車した記録ができる仕組みを置けば,大穴になります。
 それならば,入場処理ができる自動改札機を新幹線改札内に置く,という手もありそうですが,新幹線の改札内には入場券で入れるので,それでもセキュリティホールが残ります。

*5:1万円未満のチャージでは,ボーナス一括払いに変更できません。それで,必要な金額だけチャージするよりも,1万円ちょうどチャージして最大6か月(平均3か月)ずつ支払いを遅らせていくのが得策です。

*6:加賀温泉や小松空港などの南加賀エリアではWAONと提携していて,使えません。

*7:めいてつエムザのクレジットカードはセゾンカードで,名鉄百貨店が発行するものと異なります。

*8:特急券と乗車券が別の場合は,乗車券についてはできるだけ長く通しで買った方が,基本的に安くなります。また,東京都区内→加賀温泉の乗車券では,金沢駅で途中下車でき,観光や所用等の不都合もありません。ただし,運賃は距離に対して階段状に上がるため,運賃が上がってすぐの距離では,乗車券の区間をあえて分割した方が安くなる場合があります。この計算は究められていて,篤志家が無料で提供しているサイト,http://bunkatsu.infoで調べられます。

*9:なお,金沢→加賀温泉で特急乗車なら,そこに自由席特急券が必要で,この部分はチケットレスにできません。

*10:厳密には,金沢・津幡間がICOCA・Suicaなどで精算できる区間ですが,そのためには津幡駅で降りて,改札にタッチする必要があります。