北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

土休日限定のまちバスでSuica, ICOCA, PiTaPaが利用可能に

最小限の観光ができる「まちバス」が便利に

1乗車100円で運行されている,土休日のみの「まちバス」で,Suica,ICOCA,PiTaPaなど全国の交通系ICカード相互利用が,いつの間にかスタートしていました。均一料金で,降りるときだけタッチです。

大阪本社の西日本JRバスが運行受託しているため,端末はPiTaPa。それで,PiTaPaに限って,ポストペイとオートチャージに対応しています。

交通系ICカードの利用:まちバス

街中の買物と茶屋街以外の観光スポットをカバー

まちバスは,もともと中心商店街のアクセス用。以下のようなラケット状のルートで,観光スポットの多くもカバーします。

金沢駅兼六園口(東口)5番乗り場→武蔵ヶ辻(近江町市場)→香林坊(長町武家屋敷徒歩6分ほど)→広坂(21世紀美術館兼六園真弓坂口)→香林坊→武蔵ヶ辻→金沢駅

これで,茶屋街以外のおもな観光スポットは回れます。

ただし,観光客がよく買っている,北陸鉄道の1日乗車券は使えません。

ダイヤと運行状況はPCとスマホで別のページあり

土休日限定で日中20分間隔と,割り切った運行ですが,運行情報がPCとスマホでとれるのは安心できるところ。また,遅延が分単位で表示されるため,同じ区間のバスの遅れの目安になります。

その運行状況のページは,PCとスマートフォンで分岐しますので,トップページからどうぞ。

プレスリリースも報道も見当たらなかったなあ‥

この開始,プレスリリースでの事前告知や目立つ報道がないままで,びっくりです。3月末までホームページをチェックしていたころまでは,上のICカードのページはなかったのですが‥。

なにしろ,まちバス,ICOCAなどで検索すると,このブログが上位に出る状況ですので,ご勘弁ください。

運行受託が西日本JRバスで,新幹線開業日の3月14日からはじめたPiTaPaの機器や決済システムが,共用されています。このさい,過去のまちバスの説明ページも改めておきます。

安いので,近隣からの買物客で混みます

20分間隔とゆるい運行ですが,1乗車100円と手頃なので,観光客よりも近隣の買物客が集中。待てる人で,車内が混んでいても構わない人向けです。開業日3月14日に写した写真では,下のように若い人中心に,折り返すほどの列ができていました。

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そんな感じで,先を急ぐスケジュールには向きません。バスの状況に応じて,お茶や買い物に切り替えるといった,ゆるい街歩きにおすすめ。

なお,広坂(21美・兼六園真弓坂口)・香林坊・武蔵ヶ辻(近江町市場)からの帰り,まちバスにうまく乗れなければ,200円払えば,北陸鉄道の路線バスが数分に1本頻発しています。まちバスが満員でも,帰れなくなることはありませんので,安心を。