北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

JRの東京→金沢ツアー(宿泊付と日帰り)なら,前日18時まで予約,当日乗車前に券売機で受取可

コロナ対応での大幅割引は別記事へ

東京→金沢では,2020年8月から,コロナ対応による大幅割引がはじまっています。

  • 21日前までの購入で5割引(片道7090円)となる割引運賃トクだ値50の発売
  • 政府のGo Toトラベル35%補助が適用されたJR東日本のツアーの発売。
    新幹線往復に2人1室ツイン1泊を付けて,1人当たり料金は,ビジネスホテルで18200円~,シティホテルで20150円~

以上の特別な割引については,次の新しい記事へ。

以下の元記事は,コロナ以前の価格に戻ったときのために,残しておきます。

以下,コロナ以前の価格による元記事

金沢では新しいホテルの開業が続いていて,ツアー価格もお手頃になりました。前日まで買えるこのツアーでも,往復新幹線にツイン1泊付で最安25000円です。記事は2018年9月の現状に改めています。

このJR東日本のツアーは,東京から金沢方向だけで,逆方向はありません。

前日18時まで買えるJR東日本のツアー

新幹線や飛行機とホテルをまとめて割引くパッケージツアーは,JR,航空会社,旅行会社に多数あります。ただし,ふつうのツアーは購入期限が早く,事前の受取が店頭か宅配と,使いにくさがありました。

その点,JR東日本のびゅうツアーには,えきねっとと駅の指定席券売機を使った,便利な購入方法があります:

  • 前日18時までに,えきねっとで予約,クレジットカードで購入
  • 当日発車前までに,JR東日本の駅の指定席券売機で受取

なお,予約と購入ができるのは,毎日5:30~23:40です。この北陸方面行は,2017年6月から発売がはじまりました。

受取りは,指定席券売機で発車前まで

これで,前日に考えた旅行でも購入でき,窓口に並ぶ必要がありません。出発日の改札入場前に,指定席券売機でチケットを受取ればよく,15分ほど余裕をもって駅に行けば十分です*1。事前の受取りなら,5:30~23:00のうち,駅ごとの指定席券売機の稼働時間中にできます*2

前日午後6時まで購入できる条件は,えきねっとの会員でクレジットカードで決済すること。それ以外の支払(コンビニ払など)や,未成年者だけの旅行などの場合には,購入期限が前倒しになります*3。支払と受取方法の詳細は公式ページへ。

JRの金沢ツアーと他の割引きっぷの価格

では,JR東日本の東京→金沢ツアーの価格を,通常のきっぷや各種割引と比較してみます。ツアー価格は,2018年9月現在に改めたもの。東京・大宮以外からも組めるダイナミック・パックは後述します。

東京→金沢の各種運賃(片道・通常期)とJRのツアー(円)
割引きっぷ・ツアー 対象 合計 乗車券 特急券
通常の運賃・料金 みどりの窓口
指定席券売機など
14120 7340 6780
えきねっとトクだ値 えきねっと会員 12700 購入は当日午前1時40分まで
(メンテ時は前日23時40分まで)
席数限定・当日変更に注意点*4
モバイルSuica特急券 モバイルSuica会員
席ごとに端末が必要
13380  
スーパー・モバイルSuica特急券 12030 購入は前日23時40分まで
席数限定・変更不可
金沢往復
+
1泊
シングル えきねっと会員
びゅうツアー
30600~ 購入は前日18時まで・変更不可
価格は季節で変動,最低価格は
日~金出発の列車限定のもの
ツイン 25000~
金沢
日帰り
シンプル
金沢
通常 23600 2人以上が同じ列車・区間を利用
購入は前日18時まで・変更不可
北鉄バス1日乗車券(500円)付
混雑期は連休やお盆などに設定
混雑期 27800

宿泊付は1人から,日帰りは2人から。片道ごとの割引きっぷは,このほか,JR西日本にもあります。

最安は列車限定でツイン1泊付25000円~

最も安いのは,列車を限定するもので,限定列車利用の表示があります。その場合,出張客の多い東京発7~9時台が除かれます。それでよければ,ツイン1泊付で25000円(1人あたり)が底値。新幹線の通常の往復より安く,1泊できます。

出張時間帯でもシングル1泊付30600円~

限定列車版でなければ,ツインで27200円,シングルで30600円あたりが底値。ツインなら,これでも通常の往復運賃程度。シングルでも,割引きっぷとホテルを別に取るよりは安い場合が多いでしょう。

新しいホテルが増え,ツアー価格も手頃に

金沢では,新しいホテルの開業が2017年後半から続いていて,ホテルの客室料金やツアー価格は,値下がり傾向です。新幹線開業による観光客増加を受けて,建設が進んだホテルが,そろそろ開業期を迎えているからです。新しいホテルの例は,脚注へ*5

扱いのないホテルなどは,他とも比較を

このJRのツアーでは,最上級のシティホテルや温泉旅館から,お手頃なビジネスホテルまで広く扱いがあります。

一方,扱いのないホテルや旅館もあります。現在のところ,上質でも部屋数の少ない旅館や,ビジネスでも自社で売り切ってしまえる東横イン系列は出ていません。

逆にこのJRツアーは,Yahoo!トラベルにあるツアーの一括検索などには,出てきません。宿泊先や価格にこだわるなら,広く比較するのがおすすめです。

季節と曜日で変動大,美術館や飲食店の休みにも注意

ツアーの料金は,季節と曜日により変動します。夏休みは一段高の一方,冬はさらに値下がり。曜日では,土曜発や連休にかかるものは割増しです。

それで,意外な穴場は(連休でない)日曜出発です。ただし,(祝日でない)月曜は21世紀美術館などの休館にご注意を。また,日曜は,鮨店など飲食店の名店の休みも多いです。

駅徒歩圏を出ると,新しいホテルも安い

ホテルが割安になるのは,駅から離れる,古い,狭い,ブランドが知られていない,といった要因です。妥協点を決めた方が,満足度も高いでしょう。

比較的新しいのに割安なホテルとして,2009年1月開業のホテルリソルトリニティ金沢があります。お値打ちな理由は,金沢駅からバスで約5分の武蔵ケ辻バス停徒歩2分にあって,各種サイトで駅徒歩圏の検索で外れるからです。

とはいえ,金沢駅からのバスは毎時20本以上あり,観光向けの周遊バス兼六園シャトルもホテル前を通るので,街歩きも駅と往復する必要はありません。さらに,近江町市場へは徒歩2分ほどです。

立地や部屋の広さ次第で,開業年でも最安値水準も

同じ武蔵ヶ辻バス停徒歩3分のユニゾイン金沢百万石通りも,2017年11月開業ですが,同じ価格帯です。大通りから入った位置で,コンパクトな客室のため,開業1年目でも,地域最安値といえます。

この武藏ケ辻から香林坊・片町にかけては,古くからの繁華街に近づく方向で,周遊バスを含む駅からのバスも,同程度の本数です。さまざまなホテル検索で,駅徒歩圏の検索に出ない分,コスパの良いホテルが残っています。

片道ごと,プラス3800円でグリーン車に

JRのツアーならではの特徴は,宿泊付・日帰りとも,追加料金でグリーン車を選べること。片道当たりプラス3800円で,ネットで簡単に選べます。

片道グリーンでも,普通席往復の正規運賃より840円安い

たとえば,帰りだけグリーンにしても,無割引の普通車に比べれば,まだ840円安く済みます(ホテル代のない日帰りプランでの比較)。それで,次の日の仕事が早い場合などに,おすすめです。

グリーン車の割引きっぷは,東京—金沢では,他にほとんどありません*6。グリーン車に安く乗る方法としても,このツアーは使えます。

観光に使える北鉄バスの1日乗車券付きも

このツアーでは,観光に便利な北鉄バスの1日乗車券(500円)付きもあります。とくに,後で書く日帰りプランでは,すべてにセットされます*7

その1日乗車券で観光地の多くへ行ける

この1日乗車券では,兼六園・金沢城,21世紀美術館,ひがし茶屋街など,市内中心部までの北陸鉄道バスに乗り降りが自由*8。これらを回る周遊バスと兼六園シャトルは,時刻表付きマップにまとまっていて,街なか観光ならこれ1枚で済みます。

ライブホールの多くも1日乗車券の範囲

その範囲には,コンサートで使われるホールの多くもあります*9。そこで,ライブに行くためでも,無駄なく使えます。

実際の利用では,JRの券売機で発券されたバウチャーを,金沢駅兼六園口バス乗り場後ろのブースで,1日乗車券と引き換えることになります。到着の翌日以降に使う場合も,そう伝えれば引き換えができます。ホテルが駅から離れる場合などは,到着時に引き換えてしまうと,翌日そのまま観光に出られます。

1日乗車券の詳しい使い方と,その割引特典は別記事へ。

実は安い航空機のツアー:1泊付18200円~

実は,安さを求めるなら,新幹線よりも,JALかANAの羽田―小松便に乗るツアーの方です。新幹線開業でシェアが落ちた航空会社が,運賃の割引を大きくしたため,ツアーの価格も,航空機>JRからJR>航空機へと逆転しています。

安い航空機のツアーの中でも,価格差はあって,航空会社ブランドのツアーやJTBなどの最大手以外に穴場があります。

最安の条件(閑散期の平日で最安の航空便)では,1泊2日ツイン付で1人18200円,シングルで19700円と,新幹線では無理な安さ。1泊旅行に都合のよいフライトでも,プラス3000円ほどです。この例は,金沢のホテルとの間では営業力のある名鉄観光のものです*10。このほか,阪急交通社などが,同様の価格帯です。

ただし,航空機ツアーとの比較では,金沢駅—小松空港のバスが片道1130円,所要約40分ということにも注意を。また,航空機では,とくに冬に,風雪による終日欠航のリスクがあります。新幹線では,運休が続いたことはありません*11

航空機が欠航でも,前日18時まで買い直せるJR東日本のツアー

なお,悪天候による欠航では,無手数料で全額払戻しなので,旅行を止めれば,損はしません。しかし,出張や結婚式など,新幹線に替えても,行くべき事情もあるでしょう。

欠航の決定などで,無手数料の払戻しが前日18時までにできるなら,そこから,このJR東日本のツアーを買い直すことができます。この技は,金沢だけでなく,函館や東北など,JR東日本のツアーが前日までネットで買える区間で使えます。

新幹線で最安は日帰りプラン23600円(2人~)

JRのツアーの強みはもう一つあって,日帰りプランです。冠婚葬祭やライブなどでは,新幹線で日帰りなら行ける場合も多く,そのときに最安です。

以前は,日帰りプランに,平日の空いた列車だけ大幅に割引く,限定列車版がありました。2018年度からは,一日ごとにワンプライス,残席があれば,どの列車も利用できるものに統合されました。

日帰りプランでは,通常より4640円お得

日帰りプランは23600円で,混雑期を除くと,窓口や指定席券売機でいつも買える通常のきっぷから,4640円引。よく使われる割引きっぷ・トクだ値と比べても,1800円引です。

日帰りプランには,周遊バスなど街なか観光に使える北鉄バスの1日乗車券(500円)が付くので,それを使うなら,割引の価値はプラス500円といえます。

2018年度からは,この価格設定が,平日だけでなく,(3連休を除く)通常の土日にも適用されています。つまり,土日については,実質の値下げ。結局,新幹線の日帰りで2人揃うなら,平日から通常の土日まで,これが最安です。

連休やお盆は日帰り27800円:安いトクだ値と比較を

ただし,3連休やお盆などの混雑期には,日帰りプランが27800円になります。それでも,通常の運賃より440円安いのですが,片道ごとの割引きっぷである,えきねっとトクだ値やスーパーモバトクよりは,高くなってしまいます。

とはいえ,トクだ値やモバトクは席数限定で,そういう混雑期には,早々と残席ゼロになっています。混雑期は,希望の列車の残席を,ツアーと片道の割引きっぷで見比べて選ぶのが,得策でしょう。

申込みは,えきねっとのツアーボタンから

申込みは,えきねっとのトップページから。JR東日本国内ツアーのメニューボタンをクリックして,目的地>北陸>石川県>金沢などと選択します。

f:id:KQX:20171006233829p:plain

コース内容は,往復JR+宿泊,宿泊のみ,日帰り,の3つから選べます。日帰りでは,2人以上でないと,検索結果が0件になります。宿泊付きなら,1人からです。

東京・大宮以外からはダイナミック・パック

びゅうツアーには,往復の列車とホテル・旅館を1泊ずつ組み合わせられる,ダイナミックレールパックもあります。サイトメニューでは,右側にある,JR+宿泊のボタンです。この商品の北陸向けは,2018年1月25日から発売になりました。

仙台→金沢ツアーも前日18時まで組める

特長の一つは,乗車駅として東京や大宮だけでなく,JR東日本の主な駅で,乗換1回で金沢へ行けるところから組めること。たとえば,仙台→金沢などが組めます。旅行会社のパックツアーがない駅からでも,ツアーが作れるため,これが最安となる発駅も多いでしょう。

横浜発や千葉発も,運賃の通し計算で安くなる

意外なメリットは,横浜発や千葉発など,東京以外の主要駅発も設定されていることです。すると,JRの運賃が通し計算されるため,東京駅までSuicaで乗って,東京駅から,ふつうのツアーのきっぷを使うよりも,少し安くなります。

もう一つの特長は,1泊はホテル,1泊は近くの温泉などと,街歩きと温泉を組みあわせた旅行も,組めること。また,最低1泊だけダイナミックパックに組み込めば,他に宿泊なしの日があっても,発券できます。ツアーで扱いのない料亭旅館や,町家一軒貸しなどを合わせるとき,役立つでしょう。

以上の点は,内容と注意点が多く,別記事としました。

条件に合うツアーがなければ,他の割引きっぷ

なお,えきねっとで買えるJRのツアーの制約は,往復がJRか,1泊以上することです。片道が飛行機や高速バスとか,ホテルをすべて別にとりたい場合には,使えません。また,日帰りプランは,2人以上からです。

その場合は,最初の表に挙げた,片道ごとの割引きっぷです。詳細は別記事へ。

JRの北陸ツアー:券売機対応は開業2年後から…

JR東日本は,北陸新幹線開業以前から,びゅうツアーをえきねっとと指定席券売機で販売しています。北陸新幹線の開業は2015年3月14日ですが,この便利な受取方法が北陸向けのツアーで始まったのは,2017年6月29日からです。

さらに,2018年1月25日から,1泊ごとに違うホテルを選べるダイナミック・レールパックも発売を開始。東京だけでなく,JR東日本の主な駅からのルートが買え,たとえば,仙台→金沢や横浜→金沢なども組めるようになりました。

これでようやく,JR東日本の新幹線や在来線で行ける他の観光地と,同じ販売方式が整いました。なぜそれに,開業後2年以上かかったのでしょうか。

東京→北陸ではJR東日本から西日本区間へ入る制約

北陸はJR西日本エリアで,JR東日本が首都圏からの「びゅうツアー」を設定する際,他にない制約がありました。東京から金沢までの新幹線は,JR西日本区間を含んでしまい,割引と販売の設定などが,JR東日本だけの判断ではできないからです。

それで,JR東日本の新幹線で向かう目的地では北陸だけ,ツアーのネット予約と指定席券売機での受取が不可能でした。

開業後の需要をみきわめ,他社区間を含む北陸も販売へ

北陸向けのびゅうツアーで,ネット予約と券売機受け取りが開始されたのは,新幹線開業後2年を過ぎた,2017年6月29日のえきねっとのお知らせからです。さらに,ダイナミック・レールパックも,2018年1月25日から発売されました。これでようやく,北陸向けも,JR東日本で完結する目的地と同じ販売体制です。

どんな企業でも,自社で内製できる部分が多いものに比べて,他社からの「仕入れ」部分が大きくなるものほど,需要の見極めは慎重。製品でいうなら,JR東日本にとって,東北・信越は内製率の高いツアー,北陸は低いツアーという性格です。北陸ツアーでは,JR西日本への支払が相当にあっても,JR東日本として十分な投資効果があると判断されるまで,需要を見極める時間がかかったことになります。

JRの会社境界がもたらす販売戦略の差

この会社境界は,より需要のある観光地向けツアーでも,今なお影響をもたらしています。首都圏から京都など関西へのツアーは,JR東日本でもわずかに設定があるものの,現在でもえきねっとでの購入とJR東日本の駅の指定席券売機での受取ができません。東京から京都・新大阪までの新幹線はJR東海というのが,最大の理由です*12

このように,JR東日本,JR西日本,JR東海が別の企業体であることが,割引きっぷや旅行商品の販売戦略に大きな影響を与えています。各社とも,自社エリアに長く乗る観光地に誘導するからです*13

北陸→東京ツアーは券売機受取のものがない

JR東日本の東京発北陸向けツアーがネット販売と券売機受取可能になったのなら,逆方向の,北陸発東京向けツアーも,同じ利便性が期待されるところ。券売機での受取りも,JR東日本でできているように,技術的には可能ですが,現状では設定がありません。

北陸発を設定できるのは,駅を管轄するJR西日本とその子会社・日本旅行などです。

JR西日本のみどりの窓口でも扱いなし

JR西日本のみどりの窓口で買えるツアーは,以下のリンクにある,駅プランです。しかし,現状では,北陸からは関西方面だけで,東京方面はありません。

金沢→東京ツアーは駅の日本旅行で当日購入可

JR西日本の子会社である日本旅行には,以下のようなツアーがあります。どちらも,金沢駅のみどりの窓口対面にある日本旅行金沢支店(TiS金沢)で,基本的に当日まで購入ができます。

ただし,番号札をとって待つカウンターでの発券で,時間に余裕が必要です。

これらツアーのネット申込と宅配も可能ですが,その場合の購入期限は前倒しになります。いずれも,券売機では受け取れません。

東京→金沢日帰りより金沢→東京日帰りが高い!?

最後に面白い現象を。東京発と金沢発の価格を比較すると,需要が大きい方が価格が安くなる,妙な大小関係に気付きます。

JR東日本の東京発金沢日帰りツアーは,500円のバス1日乗車券付きで23600円。JR西日本の子会社・日本旅行の金沢発東京日帰りツアーは,1000円の買物券付きで25000円。東京→金沢日帰りよりも,金沢→東京日帰りが高いのです。

この謎も,北陸新幹線がJR東日本とJR西日本にまたがることで理解できます。東京・金沢間では,JR東日本区間がJR西日本区間よりも長くなります。そのため,自社の判断で大きく割引ける部分は,JR西日本と日本旅行が設定する北陸発よりも,JR東日本が設定する東京発の方が大きいからなのでしょう。

*1:東京または上野駅発は,乗車券が東京都区内から有効です。きっぷの受取駅が都区内駅なら,受け取ったツアーのきっぷで,そのまま乗車できます。吉祥寺や川崎など都区外から乗る場合は,いつものSuicaなどで乗車後,新幹線乗車駅(東京など)の乗り換え自動改札で,ツアーの割引きっぷの投入とSuicaのタッチで精算されます。

*2:駅ごとの指定席券売機の稼働時間は,指定席券売機のある駅検索|JR東日本で調べられます。主要駅なら,ツアーの発券システムが動いている5:30から23:00まで,フル稼働です。

*3:親が同行しない未成年者については,親権者の同意書の提出が必要です。そのため,親子で行く家族旅行なら,ネットだけで購入が完結します。同意書が必要なのは,未成年者だけの旅行や,子供以外の親戚や子供の友人などを,その親のかわりに連れて行くような場合で,それほど多くないでしょう。

*4:変更時に,変更先の列車のトクだ値が新規に発売されているもののみ,トクだ値の料金が継続適用されます。トクだ値の発売が終了している,当日の他列車への変更は,無割引の特急料金との差額が必要です。
 たとえば,出張先で,当日仕事が終わる時刻がわかってから,帰りの列車を早めたり,遅めたりすると,当初の割引はなくなります。

*5:北陸新幹線が開通した2015年前後から開業したホテルで,このツアーへの組み込みがあるのは,
2014年:ホテルマイステイズプレミア金沢
2015年:金沢彩の庭ホテル
2017年:雨庵 金沢ユニゾイン金沢百万石通り
2018年:ホテルウイングインターナショナルプレミアム金沢駅前ホテルビスタ金沢
などです。今後は,三井ガーデンホテル金沢ザ・スクエアホテル金沢ホテルインターゲート金沢などが開業を迎えます。
 このほか,部屋数などの条件で,ツアーの組み込みがないホテル・旅館としては,
2015年:柚子屋旅館 金沢緑草音薪の音 金沢
2016年:HATCHi 金沢金澤湯涌温泉 百楽荘
2017年:KUMU 金沢Kaname Innホテルリブマックス金沢駅前
などがあります。

*6:よく使われる割引きっぷ・えきねっとトクだ値で,グリーン車用があるのは,東北のやまびこ・なすの,上越の全列車,北陸のあさま(東京—長野)だけです。
 東京—金沢でグリーン車を割引けるきっぷは,モバイルSuica特急券とJR西日本のeきっぷですが,それぞれ220円引,120円引と,わずかな割引にとどまります。
 他に,グリーン車に安く乗れるのは株主優待ですが,東京—金沢だけで株主優待券を使うと,それほど得ではありません。詳しい比較は,株主優待の過去記事を。

*7:たとえば,JR東海ツアーズのこだま専用の大幅割引きっぷ・ぷらっとこだまでは,駅の売店でのドリンク引換券がセットされています。
 わざわざセット販売にする理由は,鉄道の往復きっぷだけを割引くと,実質的には鉄道運賃・料金の割引になってしまい,鉄道会社の運賃の届出規制などに触れる可能性があるためです。そこで,他の交通機関やサービスなどと組み合わせた募集型企画旅行として,全体を割引く形式をとっています。

*8:金沢駅から観光地まで行くバスには,この1日乗車券で乗れないものに,JRバス,まちバス,ふらっとバスがあります。乗車時にはご注意を。

*9:1日乗車券で行けるホール(バス停)は,次の通り:本多の森ホール(県立美術館・成巽閣せいそんかくか出羽町),金沢歌劇座(本多町),金沢市文化ホール(南町),北國新聞赤羽ホール(香林坊),金沢AZ(幸町か片町),金沢Eight Hall(片町)。
 金沢vanvanV4は,徒歩3分の猿丸神社前まで乗ると,1日乗車券の有効区間を1区間だけ出て,追加片道200円です。有効区間ぎりぎりの幸町で降りて,そこから歩いても約10分。
 産業展示館は通常のバスがわずかで,イベント時は金沢駅西口(金沢港口)から直行する臨時バスが出ることが多く,その場合はまったく別料金です。

*10:名鉄は,金沢の周遊バスなどを運行する北陸鉄道の筆頭株主で,百貨店の一つ・めいてつエムザを完全子会社として保有します。その上階にあるANAホリデイ・イン金沢スカイも,名鉄の子会社の所有と経営です。そういう経緯もあって,名鉄の金沢での営業基盤は古く,大手旅行代理店に次ぐ位置にあります。

*11:北陸新幹線開業以来,この地域の最高積雪は,金沢の積雪が17年ぶりに87cmとなった2018年2月8, 9日でした。このときも,新幹線の東京・金沢間の列車に運休はなく,金沢・富山区間運転のつるぎ号が運休となっただけでした。
 一方,小松空港では,ほぼ2日間にわたって,全便欠航でした。

*12:東京から京都・新大阪へ向かう東海道新幹線は全区間JR東海で,JR東日本との契約上の制約はもちろんのこと,その方向のツアーを販売してもJR東日本の収益への貢献はほとんどありません。そのため,JR東日本としては,指定席券売機を使うなど,販売方法を改良してまで,需要を喚起する誘因が乏しいからです。

*13:たとえば,東京駅丸の内口を占めるJR東日本は,これまで東北と信越推しで,北陸新幹線開業後にようやく北陸枠ができた現状。やっと土俵に上がれたようなものです。
 一方,八重洲口の大部分を占めるJR東海とJR東海ツアーズでは「そうだ 京都,行こう。」が全面。JR東海は,東京のテレビや他の媒体でも,圧倒的に京都推しで,次が奈良,わずかに伊勢志摩です。その先の山陽区間は,神戸・姫路でもほとんど無視。京都や新大阪まで乗ってもらえば,その先どこで降りようが,JR東海の収益には無関係だからです。
 なにより,JR東海ツアーズの東京駅の店舗には,本社のある名古屋観光のパンフも,あまりありません。東京から京都観光の客で埋められる席を,手前で降りて減収となる名古屋観光に誘導するはずがないのです。名古屋の観光戦略にとって厳しいのは,名古屋に本社のあるJR東海が,もっとも集客力のある首都圏で,名古屋よりも京都を推していることといえます。
 JR西日本は,北陸よりもむしろ,世界遺産の広島・厳島神社など,瀬戸内海と山陰に豊富な観光資源があるのに,東京の駅に営業拠点がなく,共同企画以外のパンフは駅にありません。これは,JR九州・四国・北海道も同じ事情。以上の会社境界によって,大都市圏の販売で,観光地の戦略的な選別があるのが実態です。