北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

意外と空いている香林坊界隈,昔ながらの蛇之目寿司でお鮨

大混雑の金沢駅からの人の流れは,やはり東口バス乗り場で,それもガイドブック通り,ひがし茶屋街への7番がもっとも長い列。 

それを避けるように香林坊から広坂へと向かったところ,もともと恒常的に予約で埋まっている店や観光向けのガイド本に出ている店,団体で予約済の店のほかは空いていて,意外でした。

こういうときこそお祝いの気持ちで,この周辺でもっとも長く続く店と思い,香林坊交差点から裏に入って徒歩2分くらい,柿木畠の蛇之目寿司へ。ずっとこの場所で,この店構え。といっても中は改装されていますのでご安心を。

一貫の価格ごとにネタの木札が掛かっている点は,観光客主体でなく,地元客主体のお店の現れです。

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こちらの握りは醤油を付けて食べるタイプ。刷毛で煮切りなどを塗ってから出す現代の江戸前が理想の方には,古めかしく映るかもしれませんが,その昔からの流儀を踏襲。

適度に熟成のきいた甘えびを,そのままではなく一仕事して。甘えびの尻尾は取ってあるのが,カウンターでの握りの標準になりましたね。

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かにですが,この時期は紅ズワイガニ。

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そして,ぶり。これでAKB(笑)。

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そして,漁解禁2週間目の蛍いかも握りで。これはボイルしたものと違って,鮮度と技量が必要な生。それは透明感のある色でわかります。

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こちらも地物で鰺を。

f:id:KQX:20150314205754j:plainと,入込み客としてはピーク時にもかかわらず,予約なしで堪能できました。ごちそうさまでした。