北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

駅徒歩圏でパフェもお抹茶もある,ANAクラウンプラザホテルのカスケイド・ラウンジ

以前,駅ナカ混雑時でもお茶できる最後のよりどころを書きました。もちろん,それほどの混雑でなければ,そのお隣,ANAクラウンプラザホテル金沢(今でも全日空ホテルで通じます)が,駅から横断歩道を渡らなくて済む範囲で,ゆったりお茶できる空間の一つです。

1階がカスケイド・ラウンジで,ダイニングと続きになったもの。ラウンジ部分は2階へのらせん階段部が吹き抜けのつくり。ただし,窓際のレストラン部分は普通に1フロア分の高さです。

ガトーを作る店の,仕事をしたパフェはおいしい

こちらの特徴の一つは,ガトーの他に,仕事のあるパフェがあるところ。素材を合わせただけのパフェではなく,一品ごとに飴細工などが施されています。

月替わりのパフェは,メープルキャラメルとショコラのパフェ。底にシリアル,中にムース,上にクッキーをのせて,食感の変化を楽しませてます。

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ホテルのパティスリーでは,ストイックにガトーだけで勝負し,パフェ類は出さないところもありますが,個人的にはこちらがうれしい。ガトーを自分で作っていて,それが売れているところは,概して生クリームがおいしいからです。

別日ですが,ルビーロマンパフェ。飴細工と金箔がアクセント。

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飴細工と金箔が光に映えて,冴えた甘さのルビーロマンを引き立てます。

和菓子と抹茶のセットも

このホテルは日本料理のお店が別に5階にあるのですが,このラウンジでも観光客を意識して,今では和菓子のセットも置くようになりました。

こちらは金沢らしく,オーセンティックな上生菓子と抹茶(お薄)のセット。飲み物は,加賀棒茶やコーヒーも選べるようです。上生菓子の代わりに,ぜんざいも。

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お薄には,扇型に抜かれた金箔が浮いています。この使い方は初めて見ました。

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どうも,箔一のアニバーサリー金箔というものですね。独特の浮遊感が面白いです。

上生菓子は,その都度内容が変わるようで,このときは,きんとんの茶巾しぼりに金箔をあしらっています。

きんとんの茶巾絞りに金箔のあしらい(ANAクラウンプラザホテル金沢)

器も,金箔が四隅を彩るこちらのプレートかな。

そのうち書きますが,箔一をはじめとする金箔メーカーさんは,箔を活用した一般向けの商品もいろいろつくられています。

どちらも,短時間のくつろぎでも満足できる内容で,ごちそうさまでした。