このブログ,アクセスの多い記事は,何かが安くなる方法になってしまいました。それならと,ツアーのパンフをつらつら見ていると,観光客がよく利用する周遊バスなどの1日乗車券が,JR東日本のびゅうプラザなら単品で発券できることに気付きました。そこで,半分は趣味的な小ネタです。
JR東日本のツアー・びゅう
JR東日本の主要駅に,必ず置いてあるツアーパンフ。
内容は,期限付きながら,こちらで読めます。
びゅうデジタルパンフレット『北陸 金沢』|JR東日本
このツアーは,JR東日本の主要駅にあるびゅうプラザの窓口などで買えます。契約のある一部の旅行会社でも,購入可能。
びゅうのツアーの多くはネット購入対応になっていて,えきねっとでの購入,カード決済後に,JR東日本の駅の指定席券売機で受取れます。それは過去記事にまとめてあります。
ただし,以下で取り上げる,1日乗車券の単品での購入は,窓口のみです。
北鉄バスの1日乗車券が単独発売可に
この種のパンフでは,オプションのチケットが並んでいて,読むのは楽しいもの。ツアー商品とセット購入のものが多い中で,単独発売可,1名からOKの表示がここに。
ということは,500円する北陸鉄道バスの1日乗車券は,びゅうプラザのあるJR東日本の駅などでは,450円で買えてしまいます。窓口では,上の写真のパッケージコードがわかれば発券できるので,パンフが手元になくても,この写真を見せれば十分です。
なお,パンフの割引施設表示は市立のものだけで,ほかに入場者の多いものに,
東京で北陸鉄道バスの1日乗車券を買ってみた
駅に行く時間が作れたので,買ってみましたよ。
みどりの窓口での発券と同じ紙で,バウチャーが渡されます。なお,発券の駅名だけ消しています。
とはいえ,単品では指定席券売機やみどりの窓口では買えません。発売は,JR東日本の主要駅にある「びゅうプラザ」などの窓口のみ。一部ツアーのオプションに限って,指定席券売機でも同じものが発券されています。
びゅうプラザで,旅行代金450円の支払いだったのも,はじめてです。
注意点は,利用日が指定されて,バウチャーに表記されること。ですので,買うなら,旅行の日程を決めてからがよいでしょう。日付無指定で買えないのは,金券ショップ等への転売防止のためと思われます。
別の旅行商品を買うついでなら
1割引ですが,割引額としては50円。そのためだけに,びゅうプラザの窓口に並ぶ価値はなさそうです。また,このバウチャーを,金沢駅兼六園口にある1日乗車券の売場に寄って,1日乗車券そのものに引換えることが必要で,金沢での手間も減りません。
ということで,ツアーや宿泊プランなどをびゅうプラザで買うなら,知っていればお得,という小ネタでした。
引換えは周遊バス乗り場のすぐ後ろ
金沢駅兼六園口(東口)には,周遊バスが発車する7番乗り場の後ろに,写真のブースがあります。
券面では金沢駅前センター(1番乗り場側にある高速バスのチケットを扱うビル)での引き換えとなってますが,こちらでできました。他のツアーのオプション券等も受けているので,手慣れた扱いです。パンフのように,引換えは,利用日の3日前からできます。
この売場でだけ,Suicaなどで1日乗車券が買える
なお,上のブースの写真中央の掲示にあるように,この窓口での1日乗車券の購入に限って,Suica,PASMO,ICOCAなどの全国交通系ICカードが使えるようになりました。ただし,この売場の端末は物販用のため,その方式の異なるPiTaPaは使えません。
北陸鉄道は名鉄グループで,端末はmanacaです。manacaなら,μstarポイントがたまります。
北陸鉄道バスの車内では,現在もSuicaなど全国交通系ICカードが使えません。バスと使えるICカードなどの対応は,過去記事へ。
他の大手旅行会社では単独発売なし
この1日乗車券は,これまでも様々なツアーのオプションになっていましたが,単品で発券可のものを見たのは,JR東日本のものがはじめて。
改めて,大手旅行会社のサイトを確認したところ,JTB,日本旅行,近畿日本ツーリスト,クラブツーリズム,阪急交通社,名鉄観光,JR西日本の範囲で,割引価格で単独発券できるところはありませんでした。
なお,JTBでは,エースJTBなどのツアーに,この1日乗車券と和菓子おたのしみ券セットで450円というオプションを付けることができます。しかし,単品での販売はありません。
1日乗車券で増えた特典はどうかな
実は,2017年4月1日から,北陸鉄道バスの1日乗車券の特典が増えました。近江町市場の対面にはデパート・めいてつエムザがあるのですが,その1階のおみやげ物エリア・黒門小路で5%割引です。詳細は別記事に。