北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

21世紀美術館のカフェレストラン・フュージョン21は,全面ガラス張りの開放感

21世紀美術館周辺のカフェの紹介,今回は21美の中にあるカフェレストラン・フュージョン21です。周辺の他の店の過去記事は,下にまとめました。

平日なら落ち着いているフュージョン21

21世紀美術館の広坂交差点側の無料エリアにあって,外周が天地ガラス張りなのが気持ちのよいところ。

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さくさくシューと各種ロールケーキが売りのメープルハウスの出店です。土日ではランチを中心に列ができているものの,平日の昼以外なら,写真のように落ち着いた雰囲気に戻っています。

店内の中央には,長く続く円弧状のハイテーブルに,ハイチェアが向かい合う席。奥と壁側には,背面ソファのゆったりしたローテーブル席と,使い分けられています。

ハイテーブルの席に座って,入口方向を振り返ると,21美館内を通して外が見えます。21世紀美術館は円形で,外周はドア部など以外,ぐるっとこのガラスです。

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天井高が普通のビルの2倍はあって,季節それぞれに開放感を与えています。写っている横向きのテーブルとお皿は,ランチで前菜がビュッフェスタイルになるときのものです。

なお,写真奥の大通りの左端あたりが,兼六園下・ひがし茶屋街方向への周遊バス左回りの広坂バス停です。金沢駅へは,能楽美術館側(しいのき迎賓館向かい)の広坂バス停の方が頻発していて,早く着きます。ちなみにタクシーは,建物反対側の市役所口に付け待ちのいる乗り場があるものの,この周遊バスのバス停そばでも拾えることが多いです。

さて,店舗奥方向へは,ハイテーブルがこのように続いています。

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右奥の雪吊りは兼六園真弓坂口のもの。ここから兼六園まで,徒歩2分くらいです。21美と兼六園の間を徒歩で済ませると,バス待ちの時間も省けます。

地面から生えている,もしもしできるラッパみたいなのは,Florian ClaarのKlangfeld Nr.3 für Alinaアリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3)。隣とつながっているわけではなく,遠くのどれかとつながっているので,プロポーズなどしないように,というほどカップルは多いですね。

さて,カフェメニューには,ケーキが一通りと,パフェも。

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色のついた円形のガラスは,Olafur EliassonのColour activity house日本語)。光の三原色ごとにガラスの層を渦巻き状に重ねたもので,中に入っていくと思わぬ色になるために,撮影スポットの定番の1つ。この部分は門のない屋外で,休館日や開館前の時間でも楽しめます。

なお,右奥に見える神社は石浦神社。その前が,反対側の広坂バス停。周遊バス右回りが発着し,金沢駅兼六園口(東口)3番乗り場のすべてのバスも,そこへ着きます。

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自家製ジャムを使ったというパフェは,イチゴのこくが濃厚。外の光景と合わせて,SNS時代に受けそうなテーブルです。外で変なポーズをとれば,料理とあわせて写真にできるはずですが,それは空いた時間にほどほどにお願いします。

向かい合わせの長いテーブルなので,混んでいなければ,こうして一人でも,窓側が見通せるのがよいつくりです。

食後に館内を鑑賞

館内は,撮影できるものとできないものに分かれているので,注意が必要です。ひとまず無料ゾーンの代表作を。

先ほどのパフェから1分もかからない,Leandro ErlichのThe Swimming Pool。

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現場ではじめて作品を観ることに意味があるので,公式の解説ページへのリンクも貼りませんでした。ひとまず,上部は無料です。中は水着持参でタオル付き,レンタルもあります。ジョークですよ,ジョーク。

何度でも行ってしまうのは,上からは中の人の様子が,水中からは上の人の様子が作品の一部となるからでしょう。

次にわかりやすいのは,Jan FabreのThe Man Who Measures the Clouds雲を測る男)。

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モチーフは,悲しい実話をもとにした映画だそうですが,科学の基本である測ることの意味を考えさせてもいます。たまに動いているとか,今日はお休み,というのはジョークです。

James TurrellのBlue Planet Sky日本語)。自動ドアの中(というか外)に独立した,タレルの部屋という扱いです。

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この内部をうまく撮るのはコンデジでは無理で,広角レンズが必要です。いろいろ撮ってはみたものの,作品の意図をコンデジの写真で伝えるのは難しいです。状態が天候次第なのも面白いところで,ぜひ現場でどうぞ。

ランチは前菜がビュッフェスタイルで,それ以外にアラカルトも

ランチタイムは,前菜がビュッフェスタイルで,メインだけオーダーするもの。最新のメニューはお店のトップページで確認を。

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その他は,下のようなアラカルトがいつでも食べられます。

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時間をずらした食事でも,しっかりしたものまで食べられるのは,とくに旅行に好都合。

ディナータイムまで通し営業なので,ドリンクはアルコールまで手広く多様。

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それで,昼下がりから,いい具合に酔うこともできます。ワインもこんな感じで揃えられていて,そこも現代の美術館のスタイルです。

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