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北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

居酒屋かがやき,甘えびお造り398円,純米大吟醸1合500円(税抜)から

駅ナカ・駅近 食事・カフェ 金沢までの交通

海鮮で酒を安く飲むなら‥

いくらか寄り道が必要です。その居酒屋かがやきの中で注文できる日本酒は,加賀鳶極寒純米辛口の1銘柄だけ。純米なのに1合360円と,高くはありません。しかし他はビールなど,よくあるアルコールだけ。

居酒屋かがやきの中で売られている加賀鳶極寒純米辛口1合360円(税込)

最大の問題は,1時間に1回ほどしか注文の機会がないことです。それでは居酒屋にならないので,酒も肴も,より安くて期待できるものを持ち込みます。

日本酒は金沢百番街あんとの金沢地酒蔵か,2階のスーパーへ

さいわい,金沢駅には駅ビル内に酒屋があります。金沢百番街・あんとの金沢地酒蔵。簡単なカウンターもあって有料で試飲できるので,気に入ったものを小瓶で仕入れます。カウンターの右には,吉田類さんのサイン。

試飲バーカウンターをもつ日本酒販売店・金沢地酒蔵と吉田類さんのサイン

写真が切れてしまいましたが,冷蔵ケースの右側に,小瓶が揃います。

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甘えびなどのお造りや他のお酒は,エスカレータで2階へ

肴も持ち込みです。お造り(お刺身)を仕入れる店も,金沢駅の中にあります。

実は,その魚を買う店でも,ビールやワイン類と同様に,地元の日本酒の吟醸酒を冷蔵ケースで売っています。これから出てくる店の方が,金沢市外の石川県銘柄(菊姫,天狗舞,手取川など)が多い気がします。

そのアプローチは,新幹線で増えた観光やビジネスの客が流れる「あんと」とは異なり,コンコース金沢港口(西口)寄りの,目立たないエスカレータ。

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2階でエスカレーターを降りた正面に,その店はあります。

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看板に100と書いてあっても,百均ではありません。駅のショッピング・モール,金沢百番街のスーパーという意味で,100banマート。ごくふつうの食品スーパーが,金沢駅の2階にあります。

駅ナカとはいえ,成城石井のような品揃えではなく,ふつうの食品スーパー。たとえば,野菜部門はJA(農協)グループのAガイヤです。お酒は,日本酒の地元銘柄は冷蔵ケースにそこそこありますが,ワイン類は住宅街の食品スーパーの品揃え。

また,この左隣はマツモトキヨシで,ここでコスメ用品やベビー用品を切らしたときは役に立ちそうです。

現在はクレカやSuicaなどでの支払いが可能

このスーパーでは,以前はクレジットカードや電子マネーが使えなかったところ。2016年12月から利用できるレジに更新されています。この点を修正しました。

居酒屋かがやきの入口に

その100banマートを出て10分もあれば入口に。初めてや混雑期なら15分くらい見た方が安心です。店のドアは,予約の時間の10分前には開いていて,席に座れます。

金沢駅・居酒屋かがやきの入口

席に座って,持ち込んだものを広げてみます。

居酒屋かがやきのテーブルに甘えびとふくらぎ(ぶりの小型)のお造りと福正宗・山田錦純米大吟醸生貯蔵を

すべて天然の日本海近海もので,石川産甘えび8尾398円(以下税抜),富山産ふくらぎ(ぶりの小型で夏場のもの)12切398円,鳥取産かに身8本398円。これで一応,夏のAKBです。香箱かにや大型のぶりは冬の楽しみで,魚の少ない夏はこんな感じ。

お酒は,福正宗・山田錦純米大吟醸生貯蔵(300ml)1030円。

居酒屋かがやきの甘えびのお造り

居酒屋かがやきのふくらぎ(ぶりの小型)のお造り

魚を仕入れた100banマートのよい所は,今のところ,お造りにわさびの他,醤油と底に保冷剤がセットされているところ。醤油がないと詰むので,パッケージに入っているか,必ず確認を。割り箸も,言うともらえます。保冷用の氷も,2個までセルフサービスで。

ただし,グラスだけは仕方がなく,ジップロックで持ってきたもの。ビールを買うように小瓶の日本酒だけ買ってしまい,飲むときにコップがないことに気付くという失敗を何度かやって,懲りてます。

別日は,富山産のどぐろ6切780円,福井産ばい貝480円に,のどぐろのにぎり4貫980円。のどぐろは,白身なのに脂が適度にのっているために人気が出て,お造りでもにぎりでも,いいお値段。それでも,駅近くの居酒屋よりは安いはずです。これら魚の種類と水揚げ港は,漁況次第です。

居酒屋かがやきに持ち込まれた,のどぐろのににぎりとお造りなど

それにおみやげも兼ねて,菊姫純米先一杯(300ml)550円,手取川純米大吟醸・本流(180ml)500円,加賀鳶純米大吟醸(180ml)550円です。このときのお酒は,スーパーの方で仕入れています。手頃なワイン類も買えます。

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適当に飲み比べて,余った分は栓を締めて持ち帰れるのも,この居酒屋の気楽なところ。

居酒屋かがやき・のどぐろの握り4貫と菊姫,手取川,加賀鳶

のどぐろのにぎりも,炙り等の仕事を求めなければ,これが最も安く待たずに食べる方法。

地物のお造りは,一人なら十分な量で400円前後が,金沢のスーパーでよくある価格(+駅ナカプレミアム)です。そうなると,海鮮丼にはあまり驚かされません。

せっかく金沢に来て,お店で魚を食べるなら,炙りや蒸すなど付加価値のある仕事か,スーパーでは手に入らない魚を使っている鮨,割烹,会席料理店をおすすめしたいところ。さらに,魚介類を選んでも,ローストの香ばしさやムニエルのまったり感などが期待されるフレンチやイタリアンでしょう。

手軽なローカル・フードならビーバー

白山市旧松任市域で1970年代からの歴史をもつローカルなスナック菓子・ビーバーと,同じく白山市旧松任市域の手取川純米大吟醸・本流

さらに安く飲みたいときのローカル・フードなら,金沢カレーの各店よりも長い歴史があるビーバー。同じスーパーで198円です。手軽なご当地グルメがメロンパンアイスまで知られた中で,最後の大穴はビーバーかも。もちろん,ジビエではありません。

なお,ビーバーが生まれたのは白山市の旧松任市域ということで,同じ旧松任市域の手取川純米大吟醸・本流を合わせています。米のスナック菓子に,米の酒,それも,つまみの味を引き立たせる端麗なタイプで合います。

居酒屋かがやきを出ると

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居酒屋かがやきを出ると,400円では,冷凍ものの解凍でない甘えび,養殖でないぶりなどは,もうスーパーにありません。このギャップが,海鮮丼が観光客向けに成立する理由でしょう。

一方,能登や氷見・新湊・魚津・黒部など富山湾岸の方々は,上の値段でも高いと思われるはずで,それが富山や能登の魚が金沢に流れる理由です。富山の魚を金沢の魚のように言うな,という声もよくわかります。金沢生まれですが,回りに聞かれれば,魚の鮮度は金沢より能登・富山と言っています。

金沢駅周辺のホテル宿泊時の部屋飲みにも

この仕入れ方法は,金沢駅周辺のホテルに宿泊して,バスやタクシーで出かけずに,海鮮で安くお酒を飲みたいときにも使えます。締めには,ざるそばか芝寿し(笹に包んだ押し寿司や棒寿司)あたりを買っておけば十分です。

この他,武蔵ヶ辻周辺のホテルなら近江町市場かめいてつエムザのデパ地下,香林坊・片町周辺のホテルなら香林坊大和のデパ地下で,お刺身とお酒が揃います。