北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

新幹線開業に向けたプロモーション・ビデオなど

金沢市は女子ひとり旅など

また文章ばかりになってしまったので,動画を何本か。こちらは金沢市制作のストーリー。オリジナルの音楽が,映像とあいまって琴線に触れます。

ちなみに,ひがし茶屋街でお茶しているのは茶房一笑(予約推奨),金箔の前に一瞬映るひがし茶屋街の俯瞰は料亭・山乃尾(要予約)から。茶房一笑は加賀棒茶のメーカーが出しているひがし茶屋街の名店で,山乃尾は,ひがし茶屋街を見おろす老舗料亭です。

旧来のお茶屋には,もともと料理屋の機能はなく,そこに仕出しをしていたのは料亭など。現代では,お茶屋の建物がレストランやカフェ営業に変わったものも多く,茶屋街を観光される方にも,すぐ上が料亭であることはあまり気づかれていないようです。もっとも,この設定のおひとり様で,山乃尾で食事できるのかは知りません(笑)。

他に映像が多いのは21世紀美術館

21世紀美術館の映像は,金沢市が作成したもの以外にもたくさん。あえて,雪の風景が印象的なものを。

金沢ではありふれた積雪も,ここではスタイリッシュです。なお,見たところ積雪10cmくらいのこの雪では,市内の交通機関や観光スポットは,平常通り動いています。

お隣の富山県は立川志の輔のシリーズもの

一方,お隣の富山県は,地元出身の立川志の輔を起用してトークで楽しませるシリーズもの。富山ゆかりの人を招いた対談など,たくさんの本数があって,新編が続々と更新されていました。

ところが,CMによくある掲載期限付きで,立川志の輔単独出演のバージョンは,すでにYoutubeからはなくなりました。独特の方言が面白く,たとえば,

「…立山過ぎたら,一生懸命走るがでないがけ。」

「…富山ちゃ一番いいとこやちゅうことを,人に言わんが。」

などというフレーズがはまるところでした。こんな風に語尾が「け」や「が」になるのは,金沢と共通ですね。

志の輔は富山でも射水市,旧新湊市域出身のはずで,言葉は石川県に近いのかもしれません。そう話しながらつまんでいる富山湾の鰤や蟹の握りと日本酒がおいしそうなCMでした。

室井滋対談編とあいのかぜのMVも

方言については,室井滋との対談CMがYoutubeに残っています。

そののりを曲にしたものがこちらで,高岡駅から万葉線で行ける海王丸でのMV。

あいの風は,奈良時代の万葉集にすでに登場する富山湾の東風を表す言葉。第三セクター・あいの風とやま鉄道の社名の由来です。もちろん,その社名決定前に,この曲が作られていました。

この言葉,金沢とだいたい同じだなと思ったら,なるほど射水市出身とのことでした。