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北陸新幹線で行く,はじめての金沢

お庭,お菓子,お魚,お酒が揃う城下町をまわるため,金沢出身・東京在住者が往復しながらヒントを書いていきます。

金沢には地下鉄も路面電車もないので,市内の移動はバスが基本

バス:周遊バス・兼六園シャトルが定番

金沢駅に着くと,そこから観光スポットへの移動は,基本的にバスでしょう。ただし,バス会社が2つ(北陸鉄道西日本JRバス),観光向けの路線も複数,土休日だけの路線(まちバス)もありと,予習がすすめられます。

このうち周遊バスの右回りは,以前はレトロな小型のバスで,ピーク時には満員で次便待ちもあったのですが,2016年4月から大型車になり,混雑問題もほぼ解消しました。この辺の事情は,詳しく書いた別記事をどうぞ。

城下まち周遊バス(北陸鉄道・金沢市)

レンタサイクル:1回30分を忘れず,天気予報に注意

金沢駅や市内の観光スポットなど19カ所で,貸出と返却(乗り捨て)のできるレンタサイクル「まちのり」もあります。1回30分以内に返せば,1日何回借りても200円。クレジットカードを利用した機械での貸出・返却なので,手続きのロスタイムもありません。

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ただし,現実的なのは,晴れていて快適な気温のときだけで,雨・雪の場合の交通手段は別に考えておく必要があります。また,北陸は天気が変わりやすく,借りるときは曇りでも,すぐに大雨や雪があります。天気予報のチェックは忘れずに。

もう1点は坂の問題。金沢駅から近江町市場,長町武家屋敷,21世紀美術館,ひがし・主計町かずえまち・にし茶屋街の範囲はほぼ平地ですが,兼六園と金沢城,成巽閣,県立美術館,忍者寺を含む寺町は,坂を登る区間があります。これら目的地へは,足腰に自信のある人向けです。

たまにあるのが料金体系の誤解による苦情。ありがちな誤解は,朝借りて,夕方返しても200円というものです。正しくは,借りたら30分以内に返すのが,1日200円になる条件。30分以内に返せないときは,その都度延長料金が追加されていきます。そのためのクレジットカードの登録です。

レンタカー:郊外の温泉などへの利用向け

市内観光だけの場合にレンタカーをすすめにくいのは,土曜や休日には駐車場待ちになるから。とくに,台数の少ないひがし茶屋街周辺は,土休日には慢性的に満車状態です。また,ひがし茶屋街周辺は道幅が狭く,最も近い浅野川沿いの東山河畔駐車場では,下の記事のように,一般車でもすれ違いがぎりぎりです。

満車になりやすい県立美術館,21世紀美術館,いちば館の駐車場

また,土曜・休日は,県立美術館の駐車場(来館者限定で無料)が早い時間から満車。21世紀美術館の駐車場(市役所の駐車場と一体)も市内中心部のため,昼前に満車になることが多いです。近江町市場のいちば館の駐車場も,雨・雪でも濡れずに屋根のある市場内に入れるため,早いうちから満車傾向です。金沢駅周辺でも,売場やレストランに近いフォーラス駐車場や金沢駅屋上駐車場から満車になります。

そういう日時でも,台数の多い兼六園の石川県営駐車場や,近江町市場のある武蔵ヶ辻周辺のその他の駐車場(めいてつエムザと接続する名鉄パーキング)には,余裕があります。

連休などにレンタカーか自分の車で金沢観光なら,上のような大規模駐車場に止めたまま,バスでの移動か,周辺を街歩きするのも一考です。

参考のために,金沢市の駐車場の案内のリンクを。

金沢市駐車場案内(金沢市)

金沢市駐車場満車・空車情報(金沢市)

レンタカーは温泉を目指すときに有力

レンタカーが役に立つのは,バスがあまりなく,観光や買い物の足が乏しくなる市内・外の温泉旅館に行くときです。温泉地では路線バスが毎時1本程度だったり,夜間には車がないと買い物手段がなくなります。また,子連れで,バスの待ち時間や,おむつ替えの場所等が不安なときにも,安全策として。

車なら日本で唯一砂浜を走れる千里浜ちりはま

金沢観光のガイドにはあまり登場しませんが,金沢から車で約1時間のところに,日本で唯一砂浜を車で走れる,千里浜なぎさドライブウェイがあります。世界でも,確認されているのは3か所とのこと。それで,各種CMの撮影にも使われています。

口コミが増えて,日本のベストビーチ1位に

地元では以前から有名な場所ですが,新幹線効果もあって広い地域の旅行者が増え,口コミが集積。とうとう,2016年発表のトリップアドバイザーのビーチランキングで,国内1位になりました。

2017年は8位ですが,1位となった2016年のプレスリリースはこちら。

日本のNo.1ビーチは、車で砂浜を走れる随一のビーチ『千里浜なぎさドライブウェイ』(トリップアドバイザー,2016年2月18日)

トリップアドバイザーの投稿写真は,はじめてだと信じられないでしょうが,本当にそういうことができます。こちらは適当なバスがなく,車で行けるときにこそぜひ。悪天候でない限り,子連れにもおすすめできます。

下の映像は,羽咋市役所が公開している,千里浜なぎさドライブウェイのライブカメラです。高感度カメラのため,夜でも波が見えて,ちょっと幻想的。

http://www.city.hakui.lg.jp/livecam/chirihama.jpg

出典:http://www.city.hakui.lg.jp/livecam/chirihama.jpg(羽咋市)

タクシー

金沢市内のおもな観光スポットはすべて,タクシーで1000円台の範囲に収まります。これがコンパクトな城下町の良さ。車のない江戸時代,城から歩ける範囲に,重要な建物や庭が作られたからです。

金沢駅はもちろん,兼六園や21世紀美術館など旅行客の多い観光スポットにはタクシー乗り場の客待ちがあります。また,周遊バスが走る範囲の大通りなら,日中であれば流しのタクシーも頻繁に走っています。タクシー乗り場のない茶屋街も,大通りまで数分歩けば,流しがすぐに拾える場所。繁華街片町や香林坊も,深夜まで客待ちが多数です。

バスが来ないとか,満員とかで困ったときは,タクシーも活用するのが賢いです。別記事にタクシー料金の目安を引用してあります。